レッドビーシュリンプnavi

レッドビーシュリンプnaviは白と赤の配色が絶妙な愛らしい淡水エビを解説しているサイトです。

レッドビーシュリンプは小さいながらも存在感のある極めて美しい淡水エビです。小型水槽でも楽しめるレッドビーシュリンプの素晴らしい世界をご紹介します。

レッドビーシュリンプについて

レッドビーシュリンプは、たいへん愛らしく、そして美しい淡水エビです。

小さいながらも元気いっぱいで、水草によじのぼったり、水中を泳いだり、底のエサを探して歩き回ったりと、見ていて飽きない癒しの生き物です。

体長は2センチほどなので、小さな水槽でも飼育や繁殖を楽しむことができます。

レッドビーシュリンプの別名

レッドビーシュリンプはクリスタルレッドシュリンプ(CRS)やビーシュリンプSPレッドと呼ばれることもありますが、みんな同じ種類です。

レッドビーシュリンプはレッドシュリンプと呼ばれることもありますが、レッドシュリンプはチェリーシュリンプ(チェリーレッドシュリンプ)という別の淡水エビを指す場合もあるため、レッドビーシュリンプにはあまり用いられないようです。

レッドビーシュリンプの正体

レッドビーシュリンプはビーシュリンプから突然変異によって誕生した改良品種です。ビーシュリンプもたいへん愛らしい生き物ですが、レッドビーシュリンプは、その芸術的なまでの美しさから、またたく間に爆発的な人気エビとなりました。

ビーシュリンプには香港産とされる元祖ビーシュリンプと、台湾産とされるニュービーシュリンプが知られていますが、レッドビーシュリンプは元祖ビーシュリンプから誕生した品種です。

ただ、現在では繁殖と交配が繰り返され、地域変異や近縁種との雑種である可能性が考えられます。

レッドビーシュリンプの生息地

レッドビーシュリンプの原種であるビーシュリンプは、香港や台湾で採取されたと言われていますが、その生息地では、すでに絶滅してしまっているそうです。

ビーシュリンプは新種として登録されるよりも前に、観賞エビとしての地位を築きましたが、それゆえに研究者によって採取された標本もなく、いまだに新種として記載されていない未記載種となっています。

もしこれから新種として登録されたとしても、絶滅危惧種を管理するレッドデータリストでは野生絶滅種として記載されることになるのではないでしょうか。

レッドビーシュリンプの種類

レッドビーシュリンプは色や模様の変異が大きく、通常はいろいろなタイプが混ざって売られています。

レッドビーシュリンプの専門店では、これをミックスと呼んでいますが、それぞれのタイプから特徴が際立ったものは、それぞれがひとつの品種として分類されています。

日の丸

赤い色が背中にちょんとのっているレッドビーシュリンプです。尾のバンドは細く目立たないため、上から見ると背の赤にインパクトのある品種です。

進入禁止

日の丸の赤い部分に白が割り込み、想像力をふくらませれば進入禁止の道路標識のように見えなくもない品種です。

モスラ

赤い色がほとんどない、白いレッドビーシュリンプです。中には完全にまっ白なモスラもいますが、一般的には赤いバンドが細く小さくなっているタイプを指します。

その他の品種

レッドビーシュリンプには他にも足やヒゲが赤いタイプや白いタイプ、バンドが三角や二つに分かれているタイプなど、それぞれに名称がありますが、専門店ではない一般のショップでは、日の丸とモスラ以外は、あまり区別されない場合が多いでしょう。

ミックスに比べて、日の丸やモスラなどは価格が数十倍もしたりしますので、初めての方はまずミックスがおすすめです。価格は安いですが、レッドビーシュリンプの素晴らしさは存分に楽しめることでしょう。

レッドビーシュリンプの飼育

レッドビーシュリンプの飼育はごく小さな水槽でも楽しめますので水槽の置き場所に困ることがありません。静かで手間もかかりませんので、一人暮らしやマンションで生き物が飼いにくい環境の方にもおすすめです。

レッドビーシュリンプを飼育する場合の注意点

レッドビーシュリンプは、寒さには割と強く、どんどん殖える繁殖力がありますが、暑さと薬品には弱いため、その点をふまえた飼育が求められます。

特に薬品に対しては敏感で、一般に売られている水草などは、農場で散布された農薬をどんなに水で洗い流しても、どうしても残ってしまうごく微量の残留農薬によって、一匹残らず数時間で全滅してしまうほどです。

このため、とにかくレッドビーシュリンプの水槽へ入れる水草だけは、必ず無農薬のものを選ぶことが大切です。

レッドビーシュリンプの飼育用品

レッドビーシュリンプの飼育に必要な器具はとてもシンプルです。それほど予算をかけなくては楽しめるのもレッドビーシュリンプの素晴らしいところです。

レッドビーシュリンプの水槽

なにしろレッドビーシュリンプは小さいので、水槽が大きいと迷子になってしまい、鑑賞できなかったり、エサを見つけられなかったりしますので、飼育する数に合わせたサイズの水槽を選びます。

数匹のレッドビーシュリンプを飼育するなら、3リットルから5リットルくらいの水槽でも十分です。繁殖を目的とするのであれば、10リットルくらいの水槽で数十匹を一緒に飼育するのも良いでしょう。

レッドビーシュリンプの濾過器

レッドビーシュリンプはほとんど水を汚しませんので、あまり濾過能力にこだわる必要はありません。

レッドビーシュリンプに向いた濾過器ですが、水流が弱くてレッドビーシュリンプやエサを吸い込まないものを選びます。

この条件に最も合っているのが底面フィルターで、プランクトンのような稚エビでさえ吸い込まれる心配もなく、このタイプの濾過器は淡水エビ飼育において最も安全な選択になります。

レッドビーシュリンプのエサ

レッドビーシュリンプは雑食性なので、水槽の中に生えるコケや、枯れ葉などがたまったところにある有機物を食べて自給自足の飼育もできます。

レッドビーシュリンプのエサが足りなそうであれば観賞魚用のエサを与えても良く食べます。ただしレッドビーシュリンプは底に沈んだものを探すのに向いた生き物ですから、水に入れると沈むタイプのエサが向いていると言えます。

できればレッドビーシュリンプには水を汚さない高品質のエサを与えることをおすすめします。エサの品質はレッドビーシュリンプの健康に関わってきますので、特に注意してあげたいところです。

レッドビーシュリンプの水草

水草はレッドビーシュリンプの隠れ家や遊び場になるため、水草を入れるだけで、いっそうレッドビーシュリンプの行動を楽しく観察できるようになります。

また、水草はレッドビーシュリンプのおやつとなるコケや微生物をもたらしてくれます。特に小さな稚エビのエサを供給してくれるようになるため、自然繁殖がより成功しやすくなります。

レッドビーシュリンプの砂

レッドビーシュリンプにはソイルを使われることが多いのですが、ソイルには水質を変えるものが多いため、できるだけ水質に影響を与えない商品を選ぶのが良いでしょう。

ソイルは扱いにコツがいりますので、初めての方はソイルよりも、人工サンドや、水質に影響を与えない観賞魚用の砂がおすすめです。サンゴ砂は水質を変えてしまいますので、あまりおすすめできません。

レッドビーシュリンプの保温器具

レッドビーシュリンプは寒さには強いエビですが、室温が15度を下回るようなら、保温器具で水温を一定に保ってあげます。

保温と温度管理の機能をあわせもったオートヒーターなら、水中に沈めてコンセントをつなぐだけで、あとは全自動で水温を保ってくれますので、設定に失敗する心配もなく、おすすめです。

レッドビーシュリンプの冷却装置

暑い夏はレッドビーシュリンプにとって試練のときです。日光を避け、風通しの良い日陰に水槽を置いた上で、水槽用の冷却ファンをつければ、さらに4度くらい水温を下げてくれる装置があります。

この4度の差が、レッドビーシュリンプを救うことになりますので、夏はぜひ冷却ファンの使用をおすすめします。

すぐにレッドビーシュリンプの飼育を始めたいという方には、レッドビーシュリンプもついてくるビーシュリンプ飼育セットがおすすめです。

レッドビーシュリンプの飼い方

レッドビーシュリンプの飼育はとてもシンプルです。ポイントはエサやりと水替えですが、少食で水を汚さないレッドビーシュリンプは少ない手間でも水槽を美しく維持できる素晴らしい生き物です。

レッドビーシュリンプ水槽の準備

まずは水槽や器具を水道水で軽く洗い流し、底面フィルターを使うなら最初にこれを水槽の底に置きます。

次に水槽へ砂を敷き、保温器具をセットして、水を注ぎます。水道水には消毒薬として塩素が入っているため、中和剤を入れて塩素を無害化することも忘れずに。

あとはオートヒーターが水中にあることを確認して、オートヒーターや濾過器のコンセントをつなげば、レッドビーシュリンプ水槽の完成です。

レッドビーシュリンプを水槽へ移すには

レッドビーシュリンプは水質や水温の変化には弱いため、新しい水槽へ移す前に、まずは水槽へレッドビーシュリンプを袋のまま一時間ほど浮かべて水温を合わせます。

レッドビーシュリンプの入っている袋の水と水槽の水の温度が同じになったら、レッドビーシュリンプの入っている袋へ水槽の水を少し加え、徐々に水槽の水にならしていきます。これを水合わせと言います。

水合わせにはじっくりと時間をかけて、レッドビーシュリンプの負担をできるだけ減らしてあげることが大切です。

レッドビーシュリンプのエサやり

レッドビーシュリンプにはできるだけ品質の良いエサを少量だけ与えるのが飼育の秘訣です。水槽という閉鎖された空間において、残ったエサが水中で腐敗してしまうと、レッドビーシュリンプの生命にかかわる事態となってしまいます。

このため、くれぐれもエサはできるだけ水を汚しにくい高品質の商品を選び、レッドビーシュリンプの近くに少量だけを落としてあげることが大切です。

レッドビーシュリンプの水替え

レッドビーシュリンプは水質の変化にとても敏感です。むやみな水替えは失敗のもとですので、なるべく水を汚さない飼育を心がけ、水替えは月に一回、4分の1くらいを替えるくらいで十分です。

レッドビーシュリンプの飼育をさらに詳しく知りたい方は、ビーシュリンプの世界というサイトがおすすめです。

レッドビーシュリンプの繁殖

レッドビーシュリンプは何匹かを一緒に飼育しているだけで勝手に殖えていきます。寿命は1年くらいですが、生後2ヶ月から繁殖を始めますので、こうして世代をつなぎながら飼育するのがレッドビーシュリンプには向いています。

レッドビーシュリンプの繁殖におけるポイントは、5匹以上を一緒に飼育することと、ウィローモスなどの水草を入れることです。あとはある日とつぜん顔を出す小さなビーシュリンプを楽しみに待っていれば良いでしょう。